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介護士のお仕事

デイサービスの将来性について

高齢者を地域で支えていくことに焦点を当てられている今日、デイサービスを必要としている高齢者が増加しています。しかし、国の基準により、デイサービスの収支は赤字となっていることも多く、新たなデイサービスの開設とともに、閉鎖に追い込まれているデイサービスも増加しています。

そのため、デイサービスに働く介護士にとって、デイサービスの将来性が不安な方も少なくありません。
ここでは、デイサービスの将来性について、ご紹介いたします。

在宅が基本であり必要とされる場所

高齢者を地域で支えるということが言われている今日、デイサービスを必要としている高齢者並びに、家族が増加しています。家族にとって、介護が必要な高齢者が、常に家にいるということは、とてもストレスとなることがあります。
そのため、デイサービスに行き昼間は介護がから解放されることにより、在宅生活を継続することができることもあります。

また、高齢者にとっても、在宅にずっといる事よりも、デイサービスで同世代と関わり、入浴やリハビリを行い、メリハリのある生活を送ることが、長生きの秘訣ともなります。このように、地域で高齢者を支えていくためには、デイサービスは必要とされる場所となります。

介護予防がメインのデイサービスの需要が高まる

介護が必要な高齢者に対し、デイサービスを利用していることが多いですが、これからは介護予防に焦点を当てたデイサービスの需要が高まります。そのため、デイサービスを一日利用するというわけではなく、半日でリハビリなどがメインとなるデイサービスの需要が高まることになります。

介護予防に対して、国からの支援金も増加しており、一般的なデイサービスよりも運営もしやすくなるのが現状となります。また、65歳以上の高齢者が2人に1人と言われている今日、日々のケアにより介護予防を行っていかなければなりません。さらに、介護予防を行うことにより、介護が必要な高齢者が減少し、地域も活性化していくことにつながっていきます。

重症化した高齢者が在宅へ戻り始めている

在宅介護が主流となり、老健などの施設に入所している介護が必要な高齢者が、行き場をなくし在宅に戻らざるを得ない状況となっているのも現状となります。しかし、要介護3以上の高齢者が在宅に戻るということは、家族だけでの介護では在宅生活が困難となることもあります。そこで、家族はデイサービスやショートステイなどを定期的に利用し、在宅生活を継続していくことなります。

このように、重症化した高齢者が在宅に増加することに伴い、デイサービスでも要介護度が高い利用者が増加し、デイサービス自体も対応が大変となることもあります。しかし、要介護度が高い利用者が増加しても、介護職員数が増加するということはなく、デイサービスの仕事はますます過酷化していく可能性があります。

デイサービスは、日中だけは稼働が厳しくなる

介護が必要な高齢者が地域に増え、デイサービスの需要が高まる中、デイサービスを利用する時間が今以上に長時間化していく可能性があります。朝9時~17時までのデイサービスであっても、在宅で介護をしている家族にとってもっと長い時間見てもらいたいと思っている方は多いのが現状となります。

そこで、これから先デイサービスは日中だけの稼働では難しくなり、24時間運営のデイサービスの需要が高まる可能性が高いです。今までは、デイサービスは日中のみという考えであり、だからこそデイサービスという名前です。しかし、在宅で生活する介護が必要な高齢者が増加するということは、デイサービスの将来として日中のみではなく夜間対等の需要が高まる時間にも、解説しなければならない可能性が極めて高くなります。

まとめ

デイサービスの需要は高まる一方で、国の施策に伴い、赤字経営となってしまっているデイサービスが増加しています。そこで、介護予防に重点を当てたデイサービスなどは、黒字経営となり、より一層需要が増す可能性があります。一方で、介護が必要であり重症化した高齢者が在宅生活となってきている今日、デイサービスが日中のみの稼働では難しくなってきていることもあります。

そこで、デイサービスが日中のみの稼働ではなく、24時間の中でも介護をしている家族にとって需要が高まる時間に、解説しなければならなくなることもあります。このように、デイサービスの将来性は、様々な視点で必要とされてきています。

しかしながら、介護の現場は過酷であり、介護をしている家族にとっても、苦労が絶えない状況となります。このような状況であることからも、デイサービスが存続すること自体も大変なことであり、逆に新規立ち上げも簡単にできている現状があります。デイサービスの需要は高まる一方で、デイサービスの存続が厳しいということを理解し、将来性としては必要だが経営が厳しいということにつながっていきます。

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