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高齢者の方・ご家族の方向けコラム

高齢者の適正体重とは?肥満ならないポイント

介護が必要となったとき、高齢者が肥満だと、介護する方にも大きな負担がかかります。
また、肥満の高齢者は、心臓に負担がかかりやすく、心不全になるリスクも高くなります。そのため、適正体重を維持し、肥満にならないことが重要となります。

高齢者の適正体重および、肥満にならないポイントについて、ご紹介いたします。

BMI21.5〜24.9が理想、平均22が非常に良い

高齢者の場合、一般成人でも言われるBMIの値が、21.5〜24.9が理想と言われています。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
上記のように計算され、例えば身長が150cmの場合、理想体重は48〜56kgとなります。

高齢者の場合、動く量が減った分体重が増加していく傾向があるため、適正体重を理解しておくことが重要となります。しかし、体重が減少しすぎてしまうことも、また体調を崩しやすい原因となるため、体重管理には十分気をつけることが重要です。

食事はバランスよく食べる、偏りに注意する

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高齢者は、孤食の方が多く、また偏った食生活となりがちです。
さらに、一人でご飯を食べることにより、おかずが少なくご飯のみと言う方も珍しくはありません。そのため、体重は適正体重だとしても、血液データとしては低栄養を招いている方も多くいます。

低栄養状態では、身体能力は衰え、認知症の進行・悪化も防ぐことができなくなります。
そのため、バランスの良い食事を取ることが重要となります。さらに、バランスの良い食生活は、肥満にもなりにくく体調面にも有効となります。

適度な運動など刺激を取り入れていく

在宅生活をしている場合、食材の買い物程度の外出はあっても、後は自宅に閉じこもりがちの高齢者が多いです。そのため、運動量の低下に伴い、筋力も低下してしまっている高齢者も少なくありません。運動など外に出る趣味があれば適度な運動が出来ますが、もともと閉じこもりがちの高齢者は、ますます家にいる時間が増えてしまいます。

さらに、年齢と共に消費カロリーは減少し、摂取カロリーは今までと変わらない生活をしていることで、体重は増えてしまいます。そのため、できる限り外で行う趣味などを探し、外部との接触を行うことで、体重をコントロールしていくことも重要なことになります。

また、在宅から出ることができない高齢者の場合には、読書など在宅でできる趣味を持つことで、メリハリをつけた生活を送ることも重要なポイントとなります。

まとめ

高齢者の適正体重は、若者と同様BMI22前後となります。
しかし、筋力が衰えて体重が減少しているのであれば、身体能力の低下につながります。

そのため、筋力を維持できるよう外出し、趣味に打ち込む時間等を作り、運動量の低下を防ぐことが重要なこととなります。また、孤食の高齢者が増える今日において、バランスの良い食事を取ることの重要性を今一度理解し、配食サービスなどを取り入れ、バランスの良い食生活を送ることが重要なポイントとなります。

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