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高齢者の方・ご家族の方向けコラム

介護保険の改正、訪問介護はどう変わったのか?

介護保険の改正が行われ、地域で高齢者を介護していく方向となっています。
また、地域で介護を行うにあたり、訪問介護を受けている高齢者に対しても、地域でできることは行うことが重要視されています。

介護保険の改正に伴い、訪問介護がどのように変わったのか、ご紹介いたします。

一回の利用料金が減り、利用限度額が上がる

従来まで、一回に訪問介護を頼んでいた料金と同じ時間・要介護度での使用の場合、料金が引き下がります。また、利用限度額が上がることにより、従来よりも訪問介護の回数を増やすことができます。

しかし、単純に一日増やすことができると言うよりは、時間数での増減となるため、20分未満を数回に分けて使用すると言う考え方のほうが良いです。

訪問回数を増やし、在宅においての安全管理や見守りを行うことで、在宅生活を継続的に行うことができることを目的としています。

市町村主体となり、介護予防

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特に要支援者に対しては、従来型の訪問介護だけではなく、日常生活支援総合事業の展開と共に、地域密着型で介護予防を行っていくことになります。そのため、多様な担い手による生活支援を実施し、在宅での予防リハビリを実施していきます。

例えば、配食サービスや見守りサービスなどの提供を行い、在宅生活を継続的に行うために、地域で高齢者を介護していくことが取り上げられています。そのため、専門介護職だけではなく、様々な地域の人との関わりを深めていくことが重要とされています。

従来型の訪問介護だけでは不足している

従来型の訪問介護のみでは、在宅生活を行うにあたりできない部分を補うことがほとんどでした。しかし、それだけでは在宅生活を継続的に行うことは難しいため、高齢者自身が自らできることを増やしていくためにも、今までとは違うサービスの提供が始まりました。

そのため、従来型の訪問介護に加え、緩和した基準によるサービス、住民主体による支援、短期集中予防サービス、移動支援が加わり、新たな訪問介護サービスが始まっています。

まとめ

介護保険の改正に伴い、従来型訪問介護のみではなく、在宅生活を継続して遂行していくために、介護予防に力を入れるサービスが加わっています。

そのため、できないことを補うのではなく、できることを増やし残存機能の維持・増進を目的としています。また、健康寿命を延ばし、地域で高齢者を見守ることの必要性についてと言うことを、今まで以上に重要視していることになります。

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