夫婦で同じデイサービスを使うメリットとデメリット

ご夫婦共に介護認定を受けておられ、ご夫婦で同じデイサービスを利用されておられる方も沢山いらっしゃるかと思います。ここでは、ご夫婦で同じデイサービスを使うメリットとデメリットを考えてみたいと思います。

どういったメリットがあるのでしょう

まずはメリットについて考えてみたいと思います。メリットの一つとして「安心感がある」という事が挙げられるかと思います。例えば、ご夫婦のどちらかが認知症の場合、一人でデイサービスに行くのはどちらも多少なりとも不安を感じる事だと思われます。

又不安がって行く事に対して拒否がある場合等は、一緒であれば快く行かれる場合もあるでしょう。デイサービス利用中も、安心できる相手が居る事で、混乱無く過ごす事もできるかも知れません。また、同じデイサービスでしたら、食事の摂取量や、楽しく過ごせたのか等、様子が把握しやすいでしょう。

デメリットはどのようなものでしょう

次にデメリットです。いくら仲が良いご夫婦でも、「たまには主人の事を考えずに自分の時間を過ごしたい」等、時には少し離れて過ごしたい時もあるかも知れません。そのような思いがある場合、同じデイサービスであれば難しいでしょう。

デイサービス利用中もお互いの事を気にかけながら過ごさないといけないかもしれません。また、他のご利用者と関わりたくても、配偶者の事が気になり、思うように他者とコミュニケーションが取れない場合もあるかも知れません。

ご夫婦の目的を考えて選びましょう。

デイサービスを利用する目的が、ご夫婦で違う場合はあるかと思います。例えばご主人は「しっかりリハビリをしたい」という目的で、奥様は「レクリエーションを楽しみたい」という目的だとすると、違うデイサービスを利用する事になるかも知れません。自身の目的や、ご夫婦での希望を踏まえ、デイサービスを選びましょう。

まとめ

同じデイサービスを利用した場合、メリットもデメリットもあります。ご夫婦の希望を明確にし、ケアマネジャーに相談しましょう。又、同じデイサービスを利用したとしても利用中は一人の時間を作ったり、別行動がしたいというのであれば、席を離してもらう等ある程度の考慮はしてもらえるかと思います。

職員にも自身の希望を伝えましょう。また、要介護の場合であれば２か所のデイサービスを利用する事も出来ますので、週に１度は同じデイサービスを利用し、もう１回は違うデイサービスを利用する等も可能かと思われます。担当のケアマネジャーと相談し、ご夫婦が気持ち良く通える方法を見つけましょう。