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コミュニケーションのコツ

レクリエーションを効果的に行うポイントと、工夫の仕方

高齢者にとって、レクレーションはリハビリの場でもあり、残存機能の維持増進のためにとても必要な場所といえます。そのため、レクレーションでいかに身体を動かし楽しんでもらえるかということがポイントとなります。そこでレクレーションを効果的に行う工夫と、ポイントをお伝えします。

始めは介護者が楽しむレクレーションを行うことが大切です。

高齢者主体でレクレーションを行うのはもちろんですが、主催する介護者が楽しめないと参加する人も楽しくありません。そこで、介護者が楽しんでレクレーションに参加することが大切となります。

例えば、手品などを練習し披露する場でも良いです。介護者が練習をしてがんばった成果を高齢者に披露し、そして拍手をもらい笑いも出ることがあります。拍手をすると手を動かし、笑うと声が出ます。また、介護者のしていることを神経に見ることで、脳の活性化にもつながり、十分なレクレーションになります。

レクレーションの中では、オーバーリアクションをして場を盛り上げます。


レクレーション中に、しーんとなっていると面白くもなんともありません。また、介護者がただ黙ってみていても、物事は進みません。レクレーションのときは、その都度介護者はオーバーリアクションをし、声をどんどん発していくことで高齢者に刺激を与え、高齢者自身も楽しくなるように対応していくことも大切なことになります。

介護者が声を出し、オーバーリアクションをすることで高齢者自身も楽しくなり声が出ます。そのリアクションをうまく活用し、コミュニケーションをとっていくことでその場は盛り上がり、参加していなかった高齢者も何をしているのか興味を示し参加しやすくなります。

風船など誰でもできることも組み込んでいくことも必要です。

レクレーションの中で、トランプやパズルなど難しいものもありますが、風船などの誰でもちょっとしたときに入れるレクレーションも取り入れていくことが大切です。 やる気がなくても自分のそばに風船が来たら、高齢者は触ってくれる方が多いです。ぽんっと触ってくれたら仲間入りとなり、そのまま一緒にレクレーション参加となります。

頭を使うカードゲーム等、難しいレクレーションも認知症悪化予防になりますが、身体を動かすためのレクレーションとして、風船など誰でもできることも取り入れることで参加者の質も変わりコミュニケーションも取れ良いリハビリ効果を発揮することができます。

レクレーションに対し何をしてよいか悩み肩に力が入りがちですが、どんなことでも介護者が楽しく行うことで高齢者も楽しく行うことができます。また、みんながそこにいなくてはならないわけではなく、そこに来たときに気軽に仲間に入れるレクレーションを考えていくことが大切となります。

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